Kaishandao :
Kaishandao 開山刀(中国語で「鉈」)は、NZ・ウェリントン出身で、成都を拠点とするプロデューサー。ポーネケの吹きさらしの丘で摘まれた彼女の音には、中国のビートネックBPMが混ざり込んでいる。それは、複雑な原点と風変わりな不完全性を持つハードなサウンドであり、落とし物預かり所の遺産を、狂気じみたダンスミュージックの遊び心あふれるマッシュアップへと切り刻んでいく。
Post-punk、ビヨンセ、そしてPoly Centerのサブウーファーに影響を受けたKaishandaoの音楽は、テクノ、ハウス、エレクトロニカの境界を刺激し、ローファイとハイファイの間の世界を探求する。
成都の音楽シーンのお守り的存在のKaishandaoは、常に動いている。Chengdu Community Radio (http://cdcr.live) でボタンを叩き、Kiwese (www.kiwese.co.nz)では奇抜なバンドの数々とツアーを組み、そしてステージの前方で長い時間を過ごす。その感染的なエネルギーは、モッシュピットで生まれ、クラブで育まれた、瑞々しいサウンドへと結実している。
デビューEP『Homeland』は、New Noiseから2021年にリリース。ヴァイナル盤発売に合わせた20日間の全国ツアーは、彼女を国内のクラブシーンの確固たる中心的存在にしたと言えるだろう。Boiler Room や NTS への出演と並行して、『Homeland』以外にも、『Modified Goddess』、Siamese Twins、Crater Records からのトラック、そして神秘的なドリームウェーブ・トリオ WOMB や日本のインディーズ・デュオ the fin のリミックスを手かげている。