ポルトガルのミニマリスト、Cleymooreがロングセットを披露
今、ドイツ、ルーマニアを中心にヨーロッパで注目されるミニマルシーンで、重要な役割を果たすと評価されているポルトガル出身で現在はベルリンを拠点とするミニマリストCleymooreが、5/3(水)にCircus Tokyoにてロングセットを披露する。
Cleymooreは、2011年にエクスペリメンタルかつアブストラクトなミニアルバム「Poèmes Électroniques」をリリース後、2012年、セルフ・レーベル「Pluie/Noir」を設立。そこでは、自らがレーベルディレクションだけでなく、アートワーク全般を担当し、彼にとってのオーディオとヴィジュアルを統合したクリエイティブなアート・プラットフォームとしての機能を果たしている。
同レーベルは、アナログ盤オンリーの「Pluie/Noir Recordings」と、サブレーベル「Pluie/Noir Experimental Media」では、Thought On Sight And Sound」と題したカセットテープ・コンピレーションをシリーズを展開。前述のレーベルからは田中フミヤ、後述のレーベルからは半野喜弘といった日本のアーティストも作品をリリースしており、Cleymooreもまた、本文冒頭で述べた通り、現在盛り上がりを見せるヨーロッパのミニマルシーンにおける重要なハブの役割を担う存在となっている。
2015年の初来日から2年ぶりとなる今回の来日ツアーでは、Cleymooreによる無駄を削ぎ落としたシンプルなミニマルグルーヴが、東京のミニマルラバーに向けてプレイされる。
Cleymooreのイベントの前に押さえておきたい代表曲などポイントは、
▷端正なミニマリズムを表現する「Seikou」
主宰レーベル立ち上げ後はしばらくは制作活動から離れていたCleymooreが、地元ポルトガルの進行レーベル「Xquisite」から2015年にリリースしたカムバック作。名門「Perlon」などからのリリースで知られるThomas Melchiorによるリミックスも秀逸で、この界隈のDJ達からも高く評価されている。
▷独特のボーカルサンプルがミニマルさを演出「Endless Rotation」
昨年リリースされたレーベル「Rotate」のコンピレーション盤「Rotations」に収録された曲。独特の不穏なボーカルサンプルはフランスのカルト映画からサンプリングされたもので、極小の構成のトラックのミニマルさ際立たせるエッセンスになっている。
▷オススメのDJ音源はこちら
昨年、モダン・ミニマルのメッカのひとつであるルーマニア・ブダペストで収録されたもの。ソリッドなミニマル好きはこちらで当日のDJスタイルの予習を!
なお、Cleymooreは、今回の来日ツアーではCircus Osakaでのプレイも決定している。
東京でのイベント詳細は下記にて。
CIRCUS presents Cleymoore long set night
2017/05/03
OPEN 23:00
ADV: 1,000yen
DOOR: 2,000yen
GUEST:
Cleymoore -special long set-
DJ:
chucky
REN (World Connection)
Minami (dubstructure)
daichi