Whatever The Weather Japan Tour 2025
Loraine JamesのWhatever The Weather名義での来日ツアー決定!
現代のエレクトロニック・ミュージック・シーンにおいて中核を担う才人Loraine Jamesのアンビエント系エイリアス、Whatever The Weather名義の来日ツアーが決定!
今年3月にGhostly Internationalから待望のセカンド・アルバム『Whatever The Weather II』を祝しての東京・大阪公演となります。
東京公演にはyahyelのメンバーで先日ソロ・デビューEP『Pressure Field』をリリースしたばかりの篠田ミルがライヴ・セットで、大阪公演にはLoraineが予てから多大にリスペクトしているAOKI takamasaがDJとして出演致します。今回の来日はWhatever The Weather名義でのみの来日となります。
LINE UP:
Whatever The Weather (Live)
篠田ミル (Live)
OPEN 18:30 / START 19:30
ADV ¥4,500
DOOR ¥5,000
*別途1ドリンク代金800円必要
Whatever The Weather (Loraine James):
ロレイン・ジェイムス(Loraine James)はノース・ロンドン出身のエレクトロニック・ミュージック・プロデューサー。エンフィールドの高層住宅アルマ・エステートで生まれ育ち、母親がヘヴィ・メタルからカリプソまで幅広い音楽を愛していた影響で、幼少期から多様な音楽に親しんだ。10代でピアノを学び、エモ、ポップ、マス・ロックのライヴに通い詰めるようになり(日本のマスロックの熱心なファンとしても知られる)、やがてMIDIキーボードとラップトップを使って独学で音楽制作を始めた。自室の小さなスタジオで磨かれたその感性は、ジャンルを越境する独自のサウンドへと進化していく。
スクエアプッシャーやテレフォン・テル・アヴィヴらに影響を受けながら、エレクトロニカ、ジャズ、マスロック、R&Bを自在に行き来し、緻密な構造と深い感情を併せ持つ音楽を探求。
2017年のデビュー作『Detail』で注目を集め、object blueを介してHyperdubのオーナー、Kode9(スティーヴ・グッドマン)の目に留まり、2019年にリリースされた『For You and I』が国際的な評価を獲得した。以降、『Nothing EP』(2020年)、『Reflection』(2021年)、ジュリアス・イーストマン作品を再構築した『Building Something Beautiful For Me』(2022年/Phantom Limb)を経て、2023年には自身の内面と成長をテーマにした『Gentle Confrontation』(Hyperdub)を発表。彼女にとっての到達点とも言えるその作品は、数多くの年間ベスト・アルバムに選出された。
その並行プロジェクトとして、2022年に始動したのがWhatever The Weatherである。クラブ・ミュージック中心のロレイン名義とは異なり、即興的なキーボード演奏やヴォーカル実験を基軸に、パーカッシヴな構造を捨て、音色とアトモスフィアの形成が優先される作品群を制作している。
Ghostly Internationalからリリースされたセルフタイトル・デビュー作『Whatever The Weather』(2022年)は、全曲のタイトルを温度(摂氏)で表現したコンセプチュアルなアルバムで、周期的・季節的・予測不可能に展開されるアンビエント~IDMのサウンドを提示。HTRKやLusine、Telephone Tel AvivらGhostly周辺アーティストへの共鳴を示し、ele-king books『AMBIENT definitive 増補改訂版』にも掲載されるなど、高い評価を得た。
そして2025年、セカンド・アルバム『Whatever The Weather II』を同じくGhostly Internationalよりリリース。前作の世界観を引き継ぎながら、さらに深化したアンビエント~IDMのサウンドを展開しており、ロレインの創造性と音色への探求が一層明確に表現されている。
Whatever The Weatherは、ロレイン・ジェイムスの別名義プロジェクトとして、音色やアトモスフィアを中心に据えた現代アンビエントの重要作を生み出し続けている。
